【完】キミは夢想花*



その人影は徐々に近づいてきて、姿を現した──



「つば…き……」



「れ…ん……」



それは紛れもなく彼の姿。



椿は口を開け放心状態。

でもそれは、私もきっと同じ。



私は震える足で椿の元に駆け寄った。



やっと、やっと、会えた。



私の瞳からは止めどなく涙が溢れ出る。



彼の胸に飛び込み、私達は力強くお互いを抱きしめた。

そして彼は優しく、やっぱり少し強引なキスを落とす。



「蓮、好きだよ。愛してる」



「私も愛してる」



【Another end】