【完】キミは夢想花*



***



私は当てもなくただ、白く輝く世界を歩き回った。



そしてあることに気が付く。

あの頃の姿をしていることに──



手にはシワもなく、足腰もピンとして。

顔に手をやれば、ハリがある。



その時、



カツ、カツ──



近くで足音がした。



この世界には他に誰かいるのかと思い、辺りをキョロキョロ見渡す。



そして、白く霧がかった方に人影が見えた……