だから、まずはボク達がそれを……殺すことから手を引こう、と。
この世界の頭でもあるボク。
そんなボクが外れたことを言うものだから、不安に思うやつも、不信感を持つやつも沢山いただろう。
でも、そんな時。
結がボクと一緒に、この気持ちを伝えてくれたのだ。
それから何年も何年も、皆に伝え続け。
63年経った今、妖の世界には殺しがなくなった──
人と共存することは、未だに難しい。
だが、もしかしたら……
あの時何度も何度も願った、人と共存する世界がいつか近い未来叶うかもしれない。
そうなれば、ボクは本望だ。
そう思いながら、ボクは瞳を閉じた──
「椿様!!椿様!!」



