「横須賀!!!!」


大きい声で学年の前でその名を叫んだのは玲だった。


ちょうど修学旅行最終日の飛行機に乗る前の集会でそれを玲は叫んだのだ。


未来はその声に驚いていた。


「悪いけどお前の悪事暴いたから!」


その言葉に周りのみんなの動揺は隠せない。


「なんのこと?」


悪びれもなく未来は開き直った。


「私あなたに何かした覚えないけど?」