さよならの前に。

「俺はお前の1番にはなれないか?」


そう言って俺はキスを止めて美蘭の頭を優しく撫でた。


嘘をつくのが下手な美蘭はごまかして嘘をついている。


何を失っても親友を守ろうとする優しさが俺は好きなんだろうな。


強いなって思うんだろうな。


改めて美蘭に俺は恋をした。


寝ている美蘭を起こさないように美蘭の家までおんぶをして前に行った美蘭の家のインターフォンを押す。


「どちらさまですか?」


その声はとても美蘭に似ていた。


「美蘭さんとお付き合いをしている神無月 玲と申します。」


そういうと家の玄関が開き美蘭のお母さんらしき人が俺の顔を見た。


「美蘭からお話は聞いています。夜も遅いですけどお茶いかがですか?」


俺は今日は夜も遅いのでまたの機会にとだけ声をかけその場をあとにした。