残酷なテストも終わり暑さがじんわり感じられる7月の終業式。


私たち4人は仲良くなっていた。


「ねぇ陸、記念日忘れるとかない!!!!」


未真は長谷川くんにご立腹のご様子。


友達として松竹梅くんはいい人になった。


こないだのテストで勉強をしたりみんなでカラオケに行ったりなんだかんだ仲良くなれて連絡先も一様持っている。


テストの順位は1位は松竹梅くん2位は私で3位は未真、4位は長谷川くんの順だ。


学年トップ4と呼ばれるぐらいになったことに驚きを隠せない。


「ねぇこの馬鹿はほっておいて夏休みどこか行かない?」


その提案に声を揃えていいね!と言った。


「じゃあプール行こうよ!」


夏休みの予定は今年はありそうである。


帰りに私と未真は水着選びに来ていた。


すると突然未真は言う。


「最近、美蘭さ松竹梅くんといい感じだけど好きなの?」


私は首を横に振る。


「友達としては好きだよ!」


そういうと未真は少し怒ったように言う。


「親友なのに本当のこと教えてくれないんだ。」


水着を選びながら手を止めずに確信をついてくるあたり未真は少し怖い。


「認めます!好きですよ!好きです!でもこれが恋なのかはまだわからないからわかったらきちんと未真に一1番に報告するね!」


そういうと手を止めて未真は最高の笑顔でうなづいた。