「ほら、デートの相手の許しももらえたわけだし、史哉ぁ、行こ?」


愛実さんが嬉しそうに言う。


「ゆめちゃん!!……なんで?」



私は後ろを向いて、史哉さんに背を向けた。




「史哉さん、また、会う日まで。お元気で。」