「どうしたの、ゆめ?最近ごきげんだよね?」
学校で七南果ちゃんが聞いてきた。
「ふふふっ。いいことあったんだー」
「そんなの?ねえどんなこと?どんなこと?」
「ナイショっ!」
「ええー!ゆめのケチー!」
「ケチで結構!」
週末、史哉さんに会えるのが楽しみでどうしてもにやけが止まらない。
「ゆめ、入学してから中学校やだ!って言って辛そうだったのに今はなんか幸せそうで私も嬉しくなってくるな~。何があったか知りたいけど。」
あ、七南果ちゃんそう思ってたんだ……。
心配かけちゃってたな……。
「ごめんね。でも、もう大丈夫だから!」
「ゆめが大丈夫なら私も大丈夫だ!」
なんて素敵な友人を持ったんだろう。
七南果ちゃん、大好きだよ。