好きが涙に変わって溢れてく。


「どうしたのっ?」


高い声。耳に入ってくるだけでイライラする。


私は彩葉たちを見ると薄く微笑んだ。



「もう魁のこと、諦めようかな……」


「は?」



そう言った私に、3人ともしかめっ面で見ている。


そうなるのも無理ないよね。



「あははっ‼だってもう……どうしようもないし……」



笑って誤魔化すしかない。笑うことしか、今の自分を保てないんだ。



「すぐに忘れられるよ。きっと」



頭を掻きながら、私は腕を組んでウンウンと頷いた。





「桜綾……それ本気で言ってるの?」



低い声でそう言い放ったのは、瞳だ。