好きが涙に変わって溢れてく。


「じゃあ俺行くから‼」


「うん、ありがとね。魁」


「おう‼」



急ぎ足で去っていく魁に手を振ると、魁の姿はあっという間に消えて行った。



もしかして……我慢してたりして。


想像するとおかしくて、私は口を押さえて笑った。





「っ、ほんとに……優しいんだから」



再び溢れ落ちそうになる涙を必死に飲み込んで、私は保健室へ向かった。


授業に戻るとまた泣きそう……明菜に会いたくない。



このままサボっちゃお。






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教室に戻ると、不機嫌な顔をした3人が私を迎えた。



「……ん?」



嫌な予感を覚えつつ、私は笑って首を傾げる。

もしかして……



「どこ行ってたのー?さっきの授業中」


彩葉の笑顔が逆に怖い。


もう耳に入ってたのか……