好きが涙に変わって溢れてく。


「写真のことも本当にゴメン。まさか本気にしてたなんて知らなくて……」


「どういう意味?」


「明菜が男たち連れてカメラ持ってったんだ。私らそいつらと明菜が連んでたことすら知らなくてさ」


「あんなのただの脅しだけで店で現像なんて出来ないし使わないと思ってたのに、機械があるらしくてもう現像したって……」


「っ!!?」



明菜が……!?



「そいつらは今どこ!?」


「それがさ、今友達から連絡来たんだけど、一緒にいたら魁君が1人で写真奪いに来たらしくて、みんなで魁君を袋叩きにしてるらしいんだ。それが半端ないらしくて、怖がってみんな逃げ出してきてるんだけど、明菜だけは残ってるって……。
桜綾、危ないから行かない方がいいよ。あいつらまじ何するかわかんないんだ……」



そんな……


やっぱり魁、1人で乗り込んでいったんだ……


写真を奪う為に。





「どこ?」


「え……」


「それどこなのっ!?」



早く行かなきゃ。


早く魁の所に行って止めなきゃ。



私は彼女の肩を強く掴んだ。



「行かない方がいいって……下手したら、桜綾も巻き添えくらうかもしれないし。明菜が桜綾のこと嫌ってるなら尚更……」


「今そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!?関係ないよ‼放っとけないの‼だから教えて‼‼」


「――わ、わかった」



危ないことくらいわかってる。


私だって、中途半端な気持ちで行くわけじゃないんだから。



魁が死ぬなんて嫌だ。

絶対に死なせない。



だから一刻も早く、行かなくちゃ……