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魁――
どこにいるの……?
「魁っ‼‼」
さっきからずっと、胸騒ぎがしてるの。
嫌なことしかもう浮かんでこないよ。
だってもう泣いてるもん。
心配で、不安で、どうしたらいいのかわからない。
早く、あなたに会いたい。
「魁ー‼」
もう恥ずかしくない。
周りに誰がいても、誰に見られても
あなたを見つける為なら、何でもするよ。
休むことなくひたすら走り続けて、私は学校付近まで戻ってきていた。
学校にいることはないとわかってるけど、誰か何か知ってる人に会うんじゃないかって思ったから。
――すると。
「っ‼」
見えた。人影が2つ。
校門の所に女子が壁に寄りかかって何かを話している。
私の方には背を向けている女達に、私は静かに近付いた。
「……あの」
「まじかよ……まさかこんなことになるなんて……」
聞こえたのは1人の声。
どこかで聞いたことある声だと思ったら、それは、明菜と一緒にいた女達。
……つまり、私の写真を撮った時にいた女2人だ。
声をかけることに躊躇していると、彼女の口から信じられない言葉が出た。
「ヤバいよ……、このままじゃ絶対に死ぬよ」
「警察に言う?」
「そんなことしたら今度は私たちが殺されるって、あいつらまじ何するかわかんないもん……」
これってもしかして……
「まさか明菜がそんな子だったなんて……」
“明菜”って聞いて確信した。
彼女たちが今話しているのは……
「ねぇ‼それってどこ‼」
バッと勢いよく振り向いた2人は、私の姿を見るなり目を大きく見開かせる。
「「桜綾……っ」」
だけど前みたいな剣幕した雰囲気ではなく、どちらかといえば申し訳なさそうな。
「ご、こめん。私らずっと桜綾に酷いこと言って」
「まさか明菜があんな性格してるとは知らなくて……」
ってことは、やっとわかったんだ。
明菜のこと。



