気付けばもう外は真っ暗になっていて、私は何とかカッターシャツ以外を身につけて、外からは何もわからないようにした。
ブレザーやスカートは何とかなるし、カッターシャツも何枚か持っているから親に気付かれなければ大丈夫。
帰りも尊琉君が送ってくれて、そこで私はようやく今日起きた出来事を話すことができた。
言わないつもりだったけど、きっと尊琉君はもっと酷い方向に考えていたと思っていたから。
「絶対許せねぇ……」
歯を食いしばり、怒りに震える拳。
今にも爆発しそうな尊琉君を見て、私は手を握った。
「お願い。何もしないで。お願いだから……」
「でも、このままじゃ……‼」
「いいの。私が魁に関わらなかったら、それで大丈夫だから」
本当は不安で不安で仕方ない。
いつみんなにバレるんだろうって。
だけど相手は女だけじゃない。
男だって3人もいる。
尊琉君を、危険なめに合わせたくない。
「桜綾ちゃん……本当に、それでいいの?」
尊琉君が何を思ってそう言ったのかはわからないけど、私はコクンと頷く。
尊琉君は、何も言わなかった。
2人で歩いていて、すぐに私の家に着いた。
だけど……どうしても家の方に、足が動いていかない。
「どうした?」
尊琉君の手も、離したくなかった。
「まだ……帰りたくない」



