好きが涙に変わって溢れてく。


「これをバラまかれたくなかったら、もう二度と明菜の彼氏に近寄らないでね」


「そういうこと~。君もあんまりこいつらに逆らわない方がいいよー?」


「ここまでされたらもうしないでしょー」


「あはは、それもそうだよねー。このカメラ全部に恥ずかしい写真入ってるし」


「さ、明菜行くよー?」


「うんっ!みんなありがとう‼」



楽しそうな笑い声だけを残して、バタンとドアが閉まる。



体が、動かない。動きたくない。



今の自分の姿を、見たくない。



体中傷だらけで、身につけているのはボロボロになった制服だけ。


裸を隠すように、剥ぎ取られた下着を抱きしめた。


髪の毛もボサボサになって、何もかも直す気力もない。



私……どうしようかな。



誰かに見られたら、何て言い訳しよう?


手足に力が入らなくて、このままずっとここにいるしかないのかな……





暫くそうしていると、ガチャと扉の開く音がした。





「桜綾ちゃん……?」