好きが涙に変わって溢れてく。





私があなたを好きになったことは、私にとってすごく大きなことだった。


初めてだったんだよ?


こんなにも、誰かに溺れたのは。



些細なことで幸せだった。


ウソなんかじゃないよ。



いつも目で追いかけて、話が出来るようにワザと廊下で待ち伏せしたり


ちょっと意地悪言ってみたり。



それであなたとの会話が弾むなら、それだけで嬉しかった。



あなたの笑顔が見れるなら、それだけで幸せだった。



なのに、いつからだろう。



どんどん気持ちは止まらなくなって、欲張りになって。



“私だけを見てほしい”


強くそう想うようになったのは。




好きで好きでたまらなかった。


あなたしか見えなかった。



嫌いになったって言ったのも、なろうとしたのも

忘れたって言ったのも、忘れようとしたのも


全部全部、私の強がりだった。



そうじゃなきゃ、このままずっと誰かの者になったあなたを想い続けていそうだったから。



やっと喋らなくなったと思ったら、私の名前大声で呼んでくるし。


私のことで怒ってくれて


私のこと助けてくれて



いざっていう時に優しくなる。


意地悪な時ばっかりだけど。

本当はすごくすごく優しい心を持ってるんだよね……



私の心掴んだまま、離そうとしてくれない。



どうして私の記憶をあなたでいっぱいにしようとするんだろう……



ズルいよね、本当に。