好きが涙に変わって溢れてく。


思わず大絶叫。

慌ててアラームをもう1度確認すると……


あちゃー……8時30分になってる。

間違えたんだ……



「ヤバい‼遅刻するーっ‼」



こうしちゃいられない。


ったく、お兄ちゃんも大分前から起きてるなら起こしてくれたらいいのにっ。



絶対遅刻なんてするもんか。もう1人で教室掃除するのは嫌だっ。




「何でもっと早く起こしてくれないのよ‼私がいつも7時30に起きてるの知ってるでしょーっ」


「高3にもなって甘えんな。それに俺だって忙しかったの」



絶対嘘だ……呑気に座ってコーヒー飲んでるくせに。



「睨んでる暇あったら早く行けよー」


「うるさいっ‼わかってるよっ!」



嫌みったらしい兄貴に吠えるように叫んで、制服に着替えた私は髪を濡らす程度に整えて、テーブルの上に置いてある食パンを口に加えて鞄を持って飛び出した。



学校まで全力疾走だ。


間に合うといいけど……