好きが涙に変わって溢れてく。


意外な言葉に、思わず目を大きく見開いた。


何言ってんの?



「今週の日曜日って……」


「テストも丁度終わるしいいじゃないっ」



そういう問題じゃない。

何が狙いなのかそれが気がかりなんだから。



「誰と?」


「魁君と3人でもいいし、嫌だったら尊琉君も誘えばいいじゃないっ。Wデートでもいいよ」



その言葉にピンときた。


魁も一緒ってことはやっぱり見せ付ける気だ。そういえば前も誘われた。


何でわざわざ2人の仲を見に行かなきゃいけないのよ……っ



「ゴメン……日曜日はちょっと……」


「ならいつでもいいからさっ‼1回でいいから遊びたいの。前も桜綾断ったでしょ?今度は一緒に遊ぼうよ」



馴れ馴れしく私の腕を掴まれ、すぐにでも振り解きたかった。



こんな時ばっかり可愛い声で仲いいフリして、断れないようにする。


魁の目の前で私を誘えば、嫌だなんて言えないことを知っているから。



魁……何とか言ってよ。2人がいいって言えばいいじゃない。


どうして黙ってるの?


私は行きたくないのに、こんな時でも明菜の味方をするの……?




「ねっ?いいでしょう?」



笑っていればそれでいいんだから。断ればまた私が悪者にされるんだから。


本当にムカつく……



そんな風に言われたら、私は頷くしかないじゃない。