「ごめんね……こんな奴と一緒なんて恥ずかしいでしょ?」
「いや、可愛いなぁって思って見てただけだから」
またそんなこと堂々と言う……
「どれにする?」
「じゃあ私はショートケーキとモンブランっ。尊琉君は?」
「俺もショートケーキにしようかな」
一際イチゴが輝いているショートケーキを指差す。
結構安いし大きいし、ここいいかも‼
「ショートケーキ2つと、モンブラン1つ下さい」
「かしこまりました」
財布を出そうと鞄の中を探すと、
「1000円お預かり致します」という店員さんの声。
「あ、いいよ尊琉君。私出すから……っ」
「俺が誘ったんだからいいの。ご馳走させてよ」
前もそう言って結局全部出してもらったのに……
会計は済んで、また今回も尊琉君がお金を払ってくれた。
「早く食べよ」
3つのケーキを持って、テーブルの方へ移動する尊琉君の制服を掴む。
「ありがとう……本当に」
自分でもどうしてこんなに恥ずかしいのかわからなくて、尊琉君の顔をちゃんと見れない。
「いいえ」
笑顔の尊琉君は、そのまま私をテーブルまで誘導してくれた。
向かい合わせに座って、早速ケーキを口に運ぶ。
「おいしーい‼」
大袈裟に言うと、きっと私の目はキラキラと光ってたと思う。
本当においしいっ。今まで食べた中で1番かもっ。



