好きが涙に変わって溢れてく。


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「片桐、今日お前掃除当番だから」


「……マジですか?」


「大マジ」



そうやって笑顔で先生に言われたのが、よりによって授業が終わって帰る間際。


どうせならもっと早く言ってほしかった……



「あと、1人だからな」


「えっ!?何で!?」



私何か悪いことしたっけっ?


先生は私に顔を近付けるとこそっと耳打ちした。



「授業態度があんまりよくないって他の先生から言われてるぞー?最近集中力欠けてるんじゃないのか?」


「う……」



反論できない……っ、

だっていろいろありすぎて授業に集中なんて出来ないんだもん……っ


所詮、そんなのただの言い訳か。


仕方ない。諦めよう。



「が、頑張ります……」


「よし、まかせた」



そのままスタスタと教卓に向かって歩いていく先生。

ちょっとは手伝ってやるって気持ちはないのかなー。



「手伝おっかぁ?」



ニヤリと笑う彩葉と瞳。


これは完全な嫌みだな。