好きが涙に変わって溢れてく。


お兄ちゃんの反応を伺いながら私はボソボソと声を漏らす。


すると、無言で大きな溜め息を吐いているお兄ちゃん。


怒られると思ってぎゅっと目を閉じたら、意外にも優しく頭を撫でられた。





「あほ。お前そんなこと気にしてたのか?」


「だって……その時からお兄ちゃんと微妙だったし…」


「それはお前が俺を避けてたんだろ?だから俺は何も言わなかったの。別に気にしてねぇよ」




私がお兄ちゃんを避けてたの……?


全部無意識だったから、全然気がつかなかった。



「じゃあ……怒ってない?」


「はぁ、怒る理由がねぇよ。それとも、怒ってほしいのか?」



からかうお兄ちゃんに、私はムッと眉をしかめる。



「嫌に決まってるでしょっ!暴力反対っ‼」



ムカついたけど、いつもの仲に戻ったみたいでどこか嬉しかった。


不安になるよりは、こっちの方が全然いい。




「それよりお前……学校終わんの早くねぇか?」


「あ、うん……そうなの」