どちらにしても、1人がこんなに寂しいものだとは思ってなかった。
何度も我慢し続けた涙が、今になって全て溢れ出そうになる。
ダメ。こんな所で泣いちゃダメだ。
涙が溢れ落ちないように、私は上を向いた。
白い吐息が空に混じる。
するとその時、暗くなってきた空がパッと明るくなった。
それは、ライトアップされたアトラクションの数々。
「きれー……」
自分の置かれている状況も忘れて、私はそう呟いていた。
どのアトラクションも全部キレイ。
その中でも一際目立っていたのは、すぐ目の前にある観覧車。
「……乗ってこうかな」
せっかくだし、寒いし、もしかしたら上空から魁か彩葉たちを見つけられるかもしれない。
なんて期待を抱きながら。



