好きが涙に変わって溢れてく。




魁を探し始めてから、もうどれだけ時間が過ぎたのだろう。


ひたすら歩き続けているものの、魁は見当たらない。

彩葉と遼也にも会わないし。



薄暗くなってきた空。

もうすぐ閉園の時間が迫ってきているのだろうが、時計がなくて今の時間もわからなかった。



魁、今どこで何してるんだろう。


私がいっぱいワガママ言うから、嫌になってどこかへ行っちゃったのかな。

私なんか放ったらかして、1人で帰ったとか?




歩き疲れた私は、ベンチに座った。



まだ冬に入ってないっていうのに、太陽がなくなった分、風が冷たい。


両手に息を吹きかけながら、これからどうするか考えていた。



帰るっていっても、お金いるしな……


どこ探しても見つからないし、もうみんな帰っていくし。


彩葉たちと合流して、一緒に帰ったのかな……?





「まさか遊園地で迷子になるなんてね……」