好きが涙に変わって溢れてく。


まだ行っていないところを見て回ったり、アトラクションもそこまで激しい乗り物には乗らずに、ゆっくりと動く乗り物ばかりに乗った。


ショーを見たりもした。



「ねぇ!これ乗ろ‼」


「ゲッ、メリーゴーランドかよ。どんだけお子様なんだよお前」


「えー。ねぇいいでしょー?」


「あーわかったわかった。だから引っ張るなって」



嫌々言いながらも、魁は一緒に乗ってくれる。ワガママ聞いてくれて優しい。


それになんだかんだ言って、魁も楽しそうだし。


よかった。

今が本当に楽しくて仕方ないよ。



それからも汽車に乗ったり、船に乗ったり、魁は私が行きたい所に付き合ってくれた。



そうしてしばらく時間が経った後。




「あのさ……ちょっとトイレ行っていい?」



近くに見つけたトイレ。言うのも恥ずかしいから我慢しようと思ったけど、そろそろ限界が来てしまった。



勇気を振り絞って言ってみたものの、魁は全く気にする素振りも見せず普通だ。


こんなことなら早く言っておけばよかった……