好きが涙に変わって溢れてく。


彩葉に気を遣わせないように目一杯笑顔を向けると、ようやく納得してくれたのか歩いて行く3人。


そして私は、再び椅子に腰を下ろした。




まだまだこれからだっていうのに、疲れた……


昨日まともに寝てないせいかな。
今になって眠気が来るし。


せっかくのデートなのに……。




「おばさんかぁ……遼也の言ってたこと、当たってるかもね」



あれだけ否定したくせに、今は自分でも納得できる。


部活には入ってないから、運動もまともにしてない。すぐ疲れが来るんだから、おかしくないよね。



はぁ、とため息をつくと突然目の前にコトン、と1つの紙コップが置かれた。



「ん……?」



凝視しながらコップから辿って上を見上げていくと、ニッコリと笑っている彼。



「これ俺のおごり」


あれ……?何でこんな所に……。






「魁……行かなかったの?」



3人で歩いていったからてっきり一緒に行ってしまったのだと思っていた。