からかう遼也に私はキッと睨み付けた。
ケラケラ笑ってむかつくっ。
「次どこ行く?」
「あ!じゃあ向こうにあるジェットコースターは!?」
そう言って彩葉が指さした先には、この遊園地の中でも一番怖いと有名なアトラクション。
今あんなの乗ったら絶対体力もたない……。
「おう!行こうぜー‼」
遼也はノリノリだし。
魁も大丈夫そう。
じゃあ私だけか……。
「ごめん、ちょっとだけ休憩させて。3人で行ってきてよ。私ここで待ってるから」
「大丈夫?桜綾……良くなるまで待つよ?」
「大丈夫大丈夫‼せっかくなんだから行ってきてよっ!私なら本当にいいからさっ‼」
せっかくのデートを私のせいで壊しちゃ悪いしね。
それにあれだけはちょっと乗りたくない。気持ち悪くなりそうだから。
「そっか……」
「うん!私ここから見てるよっ‼」
どうしようか戸惑っている彩葉の背中を押すと、私は手を振った。
「行ってらっしゃい」



