恋するホイップ



「…なんか雰囲気違うな。制服しか見たことなかったからかもしれないけど」


服装のことを言ってるんだと思って、私は無意味に袖をいじったりした。


「変かな、やっぱり。あんまり着慣れてなくって」


「へえ…着ないの? いつもそういう服」


「うん、いつももっと地味な服しか着なくて。今日は特別だから…」


って、私さらっとなに言ってるんだ。

つい出てしまった失言に思わず隼人くんのほうを見る。


少しきょとんとしたあと、隼人くんはふっと息をつくように笑みをこぼした。


「ふうん」

「あ、あの、えぇと…今のはそのっ」


バカ、私、また余計なこと言った!

うわっ、どうしよう、こんなこと言うつもりじゃなかったのに――!