「あ、あの…そういう不意打ちは、ずるいと思います」 「こっちのセリフなんだけど」 む……。 油断してると急にこんな発言が飛んでくるんだから。 「そういう照れてるとこも可愛いんだけど、俺から目逸らすのはどうにかなんねえの?」 覗き込んでくる切れ目の綺麗な瞳に、私はぐっと口を噤む。 「逸らされると傷つく」 「だって…」 「駄目」 いいわけすら言わせてもらえないとは。 「また赤いってからかうつもりだ…」 「からかわねえよ、今はそんな余裕ない」