恋するホイップ



ああ、なんだろう、すごく懐かしいこのやり取り。


ていうかいまだにポッケにチュッパチャプスて、この人…。

本当にいつも持ち歩いてるんだ。

今日はメロンソーダ味らしい。


「いらない?」

「…い、いえ、いただきます」


可愛らしい特徴だけど、隼人くんのクールな見た目からはやっぱりギャップの方が目立つ。


「隼人くん、ずっとこれ持ってるの?」


「あぁ…これ一応俺のコミュニケーションツールだから」


コミュニケーションツール?


「ま、発端は俺の連れのやつからなんだけど」


「なにがどうなってこれを持つことに…」


「俺が無愛想だから、だってさ」


言い方からして、隼人くん本人は納得していない様子だ。


うーん、たしかに隼人くんの端正な顔とクールさでいうと無愛想に見えなくもないかもしれない。

だからこんなチャーミングな飴でカモフラージュ…か。



「その発想をするお友達が乙女感あるね」


「シスコンだからな」


「なるほど…」


妹さんがいるのなら納得だ。