恋するホイップ



「えと…ありがとう…」


面と向かって言われると恥ずかしすぎて死にそうになるけど

でも、嬉しい。


緩む顔を抑えながら再びフォークを口に運び始めると、今度は隼人くんが聞いてきた。


「そういう麻由はどうなの?」

「え?」

「男と出かけたりすんの」

「私は全然。そんなのないっていうか、今までもなかったし」

「ふうん…誘われたりもしねーの?」

「うん。私、男の子と話すらあんまりできないから…誘われるなんてもってのほかだと思う」


でもそういえば、新学期はじめに行われてたクラス交流会とかで

男の子たちが代わる代わる話しかけてきてくれたなぁ。

私緊張しすぎてあんまり話せなかったけど…


もうすこしまともに会話できてたらよかったな、と反省していると


目の前で隼人くんがじいっと私を見つめているのに気づいた。