キミのための嘘

玲央side

結局次の日も心は変わっていなかった



揺らぎっぱなしの撮影、成功するはずない


「よーしー!休憩入れるか!」


俺は風にあたっていた



「玲央、」




「俊、なに?」



「お前、りんちゃんの、気持ちちゃんと分かろうとしたか?、」




「出来てなかったんだよ、それきっと嫌われた・・・」





「それだよ」




「え?」




「またそうやって勝手に気持ち決めて、直接聞かなきゃわかんないだろ?」