何だか、ここにいたら喧嘩させちゃうかも……やっぱり駄目だったかな。
直子と男子が酷い言い争いになってきたので、私はもう一度ドアをノックしてみる。
辺りが静かになって、直子が男子生徒に殴りかかろうとグーをした体勢で固まった。
「ご、ごめんね。迷惑なら帰るよ」
私がそう言うと、直子がドアに体当たりをするようにぶつかってきて言う。
「ちょ、ちょっと待って!じゃあ……教室には入れないけど、何を忘れたのかだけ聞かせてくれたら、それを渡すよ」
「ほ、ホントに……!?」
それからすぐ、用件だけを伝えて直子にスマホを渡してもらった。
あ……でも、考えれば、私は入っちゃいけないんだった。
直子は優しいからなぁ……他のクラスのグループじゃなくてよかった。
「わざわざ押し掛けてきちゃってごめんね……ありがとう、直子」
「いいってー。じゃあお互い、生き残れるように頑張ろうね」
直子と男子が酷い言い争いになってきたので、私はもう一度ドアをノックしてみる。
辺りが静かになって、直子が男子生徒に殴りかかろうとグーをした体勢で固まった。
「ご、ごめんね。迷惑なら帰るよ」
私がそう言うと、直子がドアに体当たりをするようにぶつかってきて言う。
「ちょ、ちょっと待って!じゃあ……教室には入れないけど、何を忘れたのかだけ聞かせてくれたら、それを渡すよ」
「ほ、ホントに……!?」
それからすぐ、用件だけを伝えて直子にスマホを渡してもらった。
あ……でも、考えれば、私は入っちゃいけないんだった。
直子は優しいからなぁ……他のクラスのグループじゃなくてよかった。
「わざわざ押し掛けてきちゃってごめんね……ありがとう、直子」
「いいってー。じゃあお互い、生き残れるように頑張ろうね」



