爆発まで残り5分となりました


昔から知っていたけど、今になって、幼馴染みであることを強く感じる。



柚希と同じぐらい一緒に過ごしてきたのに、どうしてなんだろう。悠真のこんな姿……初めて見た気がする。




けど……。



せっかく生き残っているのに、まだこれだけしか時間がたっていないのに──皆、心も体もボロボロだった。







それからすぐに。私の提案で、次の教室は二階のクラス───二年一組の教室になった。



教室のなかに入り、最初に目に飛び込んできたのは……黒板に書かれた文字の数々だった。




「なぁ。これってさ、前のグループが残していったのか?」




私達は、しばらくそれを見つめていた。



黒板に斜線書きで書かれていたのは、この学校の校舎の見取り図。



そして、教室の名前の一覧。