「ゆうま……?」
漢字で「悠真」と書かれているそれは、書かれている内容のなかに数回出てきていた。名前?
じっとその手紙らしきものを読んでいたけれど、いまいち内容が分からなかった。
後悔、とか書いてあったけど…………そんなものあったっけ?
チュンチュンと、雀の鳴く声が聞こえてくる。カーテンを開くと、眩しいほどに朝日の光が差し込んできた。
「それにしても」と、寂しく一人、伸びをしながら呟いた。
「悠真って……誰なんだろう」
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