やっぱり、と言って、悠真が俯く。
ほとんど涙声だった。そんな悠真を見ていると、私まで悲しくなってくる。
最後なんだから、泣かないでよ。って、私も泣いてるから、言えないけれど。
「……忘れてほしく、ないけどな」
そう言って、悠真が悲しそうに笑った。もう、腰の部分まで、消えかかっている。
「忘れるわけないじゃん……!」
金切り声で叫ぶと、悠真の肩がびくっと跳ねた。
忘れたくない。たとえ忘れるとしても、そんなの。今の私が、許さない。
「隣にいたいって気持ちも、好きって気持ちも。こんな夢で終わらせたりしない!」
私達がここで終わるなんて、決められたわけじゃない。好きになったから、もっと隣にいたいって思うのは、
───間違ってなんかないんだって。



