──ううん。
忘れたって。私達が生きたことの証明ができなくたって大丈夫。
確かに繋がれた"今"があるから、きっと。大丈夫だ。
「轍も朱美も、きっと覚えてるよ!だから今度また会ったら───そのときは、皆で集まろう。あんなことがあったとか、こんなことがあったとか、たくさん話そう。また、あの時……みたいに」
そう叫んで、私は涙を溢す。
これが最後でも、そうじゃなくても。私にとっては、最高の思い出だった。
ねぇ。悠真がいてくれたことが、私にとって、どれだけの救いだったか。
ねぇ、悠真。……私は、いつだって。
───君に守られていたんだ。
「だから。待ってる……っ」
ひとりじゃない。ただ、悠真が見つけてくれるその時まで、待つだけ。



