爆発まで残り5分となりました


「悠真、は?」



悠真は現実に戻らないのだろうか。それは、あの世に行くということだ。






「俺は分からん。……けど、夏仍達がいる世界なら、生きても良さそうだな」






────パリィン!



ガラスが割れたような音に遮られて、ほとんど悠真の声が聞こえなかった。




「……え、今なんて?」




「何でもない」と悠真が笑う。夢の世界が壊れながら、現実の世界が再生していく。





ゲームは終わり、私達の目が覚めれば。



そこに広がるのは、どうしようもない現実か───果たして、偶然の出逢いか。





「皆…………俺のことを忘れるんだよな」




独り言のように、悠真が呟く。