「じゃあ、もし悠真が覚えてたら?」
と、私が訊くと、悠真がきっぱりと言い張った。覚えている可能性が、高いわけでもないのに。
「その手紙を取りに行く。だから、その時まで待っててくれ。今までの借りって言っちゃなんだけど、今度は俺の番。
次は絶対に、お前を……────」
悠真が照れ臭そうに、何かを言おうとした、その時だった。
ガッシャーン!!
空の蒼の破片が降ってきて、数メートル先の地面の上で、割れて粉々になった。
「……空が、割れて、る?」
空の剥がれた部分から、空とは区別がつかないほど暗い、闇が覗く。それを見て、悠真が呟いた。
「──もうじき、この世界がバラバラになって、お前は夢から現実に戻る」



