爆発まで残り5分となりました



「え?」と、小さく口を開く。





「轍が自分で爆発させるのは現実だけど、汐見や俺を利用してやったゲームは、ただの夢なんだよ。


……死人の未練が具現化した、最大の"悪夢"だったんだ」





それだけ話し終えると、悠真は寂しそうな顔で、私を見た。




ふと、自分の顔が涙で濡れていることに、気付く。





もしかして、これが夢だったということに、安心したのだろうか。……夢なら、柚希も生きていることになる。



それとも、やっと終わったのだと、嬉しくて涙が出たのだろうか。



不安から解放されて、泣いてしまったのかもしれない。けれど…………






私が泣いている理由は、そのなかのどれでもなかった。




──悲しくて、ずっと辛かったんだ。