「別に……大したことしねぇけど」
轍は私を見ると、少し照れた表情でそっぽを向いた。
時計に目を向けると、時刻は十一時。
爆発の時間が十一時半だとしたら、まだ三十分もある。
「そういえば。波瀬くん、随分遅かったけど何をしてたの……?」
轍はぐったりして、壁にもたれたまま眠っている。疲れたのか、悠真も机に伏せていた。
「いや、さっきあの騒ぎのせいで、皆に足止めを食らってて……」
「そういえば、騒ぎ?って、何なの?」
私が聞くと、悠真は、
「ヒントカードが二つ見つかったんだ。それに書いてある内容に、俺らのチームの欠けてる奴が関わってる」
と言って、鞄をあさりだした。
何を入れたのかは知らないけど、悠真は何かを探しているようで、ガサガサと音がした。
轍は私を見ると、少し照れた表情でそっぽを向いた。
時計に目を向けると、時刻は十一時。
爆発の時間が十一時半だとしたら、まだ三十分もある。
「そういえば。波瀬くん、随分遅かったけど何をしてたの……?」
轍はぐったりして、壁にもたれたまま眠っている。疲れたのか、悠真も机に伏せていた。
「いや、さっきあの騒ぎのせいで、皆に足止めを食らってて……」
「そういえば、騒ぎ?って、何なの?」
私が聞くと、悠真は、
「ヒントカードが二つ見つかったんだ。それに書いてある内容に、俺らのチームの欠けてる奴が関わってる」
と言って、鞄をあさりだした。
何を入れたのかは知らないけど、悠真は何かを探しているようで、ガサガサと音がした。



