爆発まで残り5分となりました


ぐっ、と悠真に強く腕を引かれる。




反射的に悠真が握ったのは、傷のあるほうの左腕だった。



激痛に冷や汗をかく。腕が裂けそうだ。




そのまま私を自分の背中に回すと、悠真は地面に落ちていた銃を握って轍に向けた。




が、それも瞬時に手で叩(はた)かれ、ゴンッと遠くの壁に当たって死体の上に落下。




「チッ……マジかよ」




後ろを振り向くと、そこには先生が何人も立っていた。すでに出口は、前も後ろも塞がれている。





傷が開いたのかもしれない。血が指先まで垂れてきて、布と擦れた肌が痛い。




悠真もそれを察したのか、今度は右腕に替えて、次は手のひらを握った。





「……夏仍、しっかり掴まってろよ」



「う、うん」