「へぇ……なかなかやるな。精神的なプレッシャーじゃ、やっぱり効かない……か」
血で染まった赤い手。激痛に顔を歪めながらも、轍は笑っていた。
「これで……三度目のゲームだ。俺にそんな手は……通用しないぜ?」
そう言った途端、がくん、と悠真の体が前のめりになる。銃が血の海に落ちる。
「悠真……!」
私が悠真のところに行っても、轍はなにもしなかった。
「……大丈夫?」
「ああ…………心配すんな。……それより、そろそろ準備をしておけ」
それだけ早口で言うと、悠真が私に背を向けた。……準備、って?
「どういうこと?」



