爆発まで残り5分となりました



もう駄目だ、と、私が目を瞑る。




パアン!!───銃声がひとつ、廊下を反響して、何重にも音を重ねた。




目を開けるのが辛い。出来ればもう、このまま死んでしまいたい。



悠真は死んで、汐見さんが殺されたら、私はもう一人だ。最期まで、自分だけが生きているということに苦しめられて、死んでいくんだ。





私がそう思ったその時、だった。








「……な、…………ん、で」




からからに乾いた声が空気を漂泊する。



でも、それは悠真の声ではない。私が気になって目を開くと、そこには───





真っ赤になったカッターシャツの、お腹の辺り押さえた轍。



銃を両手で持って俯いている悠真が、視界に映った。