爆発まで残り5分となりました


「え……」




そして悠真に向けて指を指して、轍が淡々と続ける。





「記憶を消したり作り替えたのは、佐山や霧雨。そしてこの学校全員の生徒だけじゃない。って…………気付かなかった?」




「どういう、ことだよ」




私たちの記憶に、悠真や汐見さんの記憶を無理矢理捩(ね)じ込んだ今日、このゲームは始まった。




それまでに私たちの記憶のなかには、波瀬 悠真と汐見優美は存在しなかった。




でも、それだけではないということは。






「汐見優美を殺したのは俺。その兄の汐見颯斗を殺したのも俺。そして、悠真の記憶を消して、





──悠真を殺したのも、俺だから」




私達が知っていたのは、全てが"作られた"記憶だったんだ。