「それじゃあ、悠真。めんどくさい奴も片付いた事だし、時間はたっぷり用意させてもらった」 轍が気味の悪い笑みを作って、首を左に傾けた。糸のように細くなった目の奥に、真っ黒な感情が覗いている。 「答え合わせ、といこうか───」 びくりと肩を震わせた私の所に、悠真が近づいてきた。 私の頭をそっと撫でる。その優しい内面とは裏腹に、悠真の顔は怒りを覚えていた。 悠真が顔をあげて、轍を睨む。 「ああ。今日で終わらせるって決めたんだ。──決着をつけよう」 その目には、微かに涙が滲んでいた。