爆発まで残り5分となりました



「……ま、さか……」





朱美が、そこまで言いかけると。





刹那───


銃声が一つ、風を切るようにして響いた。





隣にいた朱美と視線が合う。その膝は、がくがくと震えていた。



そして朱美の左胸の辺りに開いた穴から、もの凄い音を立てて血が噴き出した。





「か、は………っ…」





朱美が目を閉じる。膝が折れ、死体の上に乗ると、朱美の体はバランスを崩して地面に倒れた。







「朱、美?」






徐々に朱美のスカートに染みていく真っ赤な血。唇の色が少しずつ変わっていく。