そして、こんなに馬鹿な私だから。 ……そんな山橋のとなりにいてあげたいって、思ってしまったのかもしれないね。 雲の流れにあわせて、時間が淡々と流れていく。秒針が刻む命の期限も、もう気にならなかった。 大好きなひとと、その時が来るまで、ずっと待っていた。 そしてやがて、 眩(まばゆ)い光に辺りが包まれて────