「悠真たちは、生きてるけど……私達はっ、死んじゃうんだよ」
「それぐらい分かってるよ」
即答されて、私は顔をしかめた。分かってるなら。…………分かってる、なら。
「じゃあ……何でなの?」
背中の辺りの制服をぎゅっと握る。山橋が、私の耳元で呟いた。
「後悔したくないんだよ。これが最後になるなら……せめて、少しだけ。忘れたっていいから」
「……」
「ずっと好きだったお前に、俺は本当の気持ちを伝えたいと思った。一緒に……いてほしいと思った」
「……変なの」
今まで同じクラスだったじゃん、とつっこみたかったけど、言えなかった。



