爆発まで残り5分となりました


柚希は山橋くんと同じグループだったっけ。そういえば、前に一度会ったんだ。




「意外と優しくて、でもめんどくさい奴だった。あいつには、私がいなきゃダメみたい。突然『好きだ』って言われて」




柚希はお姉さんみたいで、面倒見がいい。山橋くんには、ある意味ぴったりかもしれない。




綺麗だなぁ、と星を見た柚希が呟いた。





「夏仍たちなら、このゲームを止められるかもしれないんだよね」



「……うん」




聞こえたかも分からない小さな声で言うと、柚希は「だから」と振り返った。






「頑張ってよ。あの馬鹿悠真の相手は、夏仍しかいないんだから」



「な……っ!」




やめてよ、と顔を真っ赤にして柚希に言うと、自然と笑みが溢れた。


同時に、堪えていた涙も、こぼれた。