爆発まで残り5分となりました



「……柚希」





顔をあげると、柚希が「へへ」と苦笑いを浮かべていた。




私が涙を拭うと、柚希はコンコンとドアを叩いて、聞いてきた。





「ちょっと、時間、いいかな?」





少し考える時間が欲しかった。けど、もうそんなに時間がないことぐらい、分かっていた。



だから、返事は決まっていたんだ。












「…………うん。いいよ」









柚希が、ゆっくりとドアを開ける。