爆発まで残り5分となりました


「"赤の他人"に……簡単に。柚希が死ぬなんて、決められたくないっ……」



「……っ」





悠真が徐々に目を閉じていく。



息があがって、肩が上下していた。悠真は、他人事だからそんなことが言えるんでしょ?




だからって……何でもかんでも言っていいってわけじゃないんだよ。




言い過ぎただなんて思わなかった。むしろ、これが正しいと思った。





「……小南が死んでもいいなんて、俺は一ミリも思ってない。でも、やり直すなんて……出来なかった。そんな機会があれば、俺はいつだってそうしてた!」





悠真の震えた声が、廊下に響き渡る。



今にも泣きそうな表情(かお)の悠真を見ることができず、私は背を向けた。




「後悔したくないなら…………伝えたいことがあるなら、小南にちゃんと伝えてやれ。……"俺"みたいに、何もできないで終わるなんてことが、無いようにな」